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私の10大ニュース7(完)

その⑩ 学童保育の分割

 2012年夏。滝野小学校の学童保育は82人になっていた。指導員は、82人の子どもを把握しなければならない。これは、厳しい。

 それぞれの子どもには、個性、癖がある。また、子ども相互の関係、相性、というものもある。82人の集団を、指導員が把握することは不可能だ。82人のまま、指導員を1人か2人、増やしてもダメだ。個々の指導員が82人を把握しなければならない、という状況は変わらないからだ。

 そこで、千葉県のガイドラインによれば、学童保育は40人以下にする、ということになっている。しかし、印西市には、40人よりもはるかに大きい規模の学童が複数あり、滝野小学童は最大の82人だった。

 2012年、板倉市長が就任した直後、滝野小の学童を視察してもらった。「こりゃ、ひどい。芋を洗うようだ…」。

 滝野の学童分割の準備が始まった。しかし、健康福祉部の職員の抵抗があった。「滝野では、数年後に子どもの数が減る。新しい学童を建設するのは無駄づかい」。学童保育保護者会の皆さんと私は、市長、部長、課長と何度も交渉した。

 そして、1つの妥協策が生まれた。学校の小教室を借りて、学童を分割する。これなら建設費がかからない。学校が小教室を5時間目まで利用している、ということなので、学童は6時間目から、「5・6年生の学童」、という形で借りる。

 小学校の教室を学童のために借りる。簡単にできそうなことだが、実は「縦割り行政」の壁があり、結構、難しい。

 学校教育は文部科学省系列、印西市で言えば教育委員会の管轄。学童保育は、厚生労働省系列、印西市で言えば健康福祉部保育課の管轄。それぞれが別の法律・条例の下で機能している。教育委員会は学童について知らないし、保育課は学校教育について知らない。説得には時間がかかった。

 このような形態で、滝野小の学童は、「1~4年生学童」と「5・6年生学童」に分割されることになった。今年で滝野小の分割学童は3年目に入った。最大で80人を超えていた学童は、今、大きい方の「1~4年生学童」でも50人程度。まだ40人を超えているので、今後、さらに小さくする知恵を練っていく。また、学童の指導員の待遇にも問題がある。一定の待遇を確保し、せめて主任は正職員にして、研修を重ねてクオリティーを向上させていく必要がある。
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コメント

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No title

幼稚園教諭、市配属の学校職員の臨時職員待遇も気になります。

>滝野では、数年後に子どもの数が減る。新しい学童を建設するのは無駄づかい

・・・?滝野に限らず、日本中、子供は確実に減る。
同じ思考で言えば、新しい学校も給食センターも要らない。保育園も?
不透明な先行きより、今が大事。
今後益々、自分のメンツのために人のあげ足とりすることばかりの議会に引きずられることない、板倉市政のスピードに期待します。
プロフィール

山本 清

Author:山本 清
08035905526
inzaiyamamoto@gmail.com
21年前に千葉ニュータウン本埜村滝野の住民になり、合併問題(市町村合併に一部の政治家が反対した問題)を機にリコール事務局長を務めて本埜村議になり、合併後は印西市議に。東大法卒。元新聞記者。現在は印西市内で英語教室を経営。

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