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2つの監査請求の比較

 2つの「議員をめぐる住民監査請求」。一昨年のものと今年のものを比較すると、非常に興味深い。

 一昨年は、セカンドスクエア小倉台団地自治会の自治会長を兼務していた金丸和史議員が、自治会員の数を水増しして補助金を受領していたことが判明。住民監査請求となり、この補助金支給は「不当な財務会計行為」、と監査委員が断定した。

 一方で、今年は、会派「市民」の政務活動費について、小川利彦氏が監査請求を起こしたが、監査委員は却下・棄却した。

 印西市の監査委員は2人。地元の税理士と、松本多一郎議員が就任している。松本議員は、旧山﨑派(反板倉派、つまり、会派「市民」と対立する会派に所属)であるにもかかわらず、一昨年と今年の2つの監査請求については、公正な調査をし、正しい結論を出していることに敬意を表したい。

 ただ、今年の監査請求の手続については、いただけない。市長が訴えられているにもかかわらず、監査請求が出てから5週間、請求が出ている、という事実が市長に伝えられず、監査請求書を市長が読むことができなかった。

 監査請求が出てから2カ月以内に監査委員は結論を出すことが法定されている。つまり、訴えられた市長が防御することができる時間は8週間しかない。そのうち、5週間が経過してしまってから市長は監査請求の事実を知った。持ち時間が2カ月、8週間から3週間に減り、緊急対応を迫られた市長は、ドタバタで防御することを強いられ、著しく不利な立場に置かれた。

 事務局の責任もあるが、監査委員の責任も大きい。監査委員事務局長は更迭されたようだが、監査委員も責任を取るべきではないか。仮にミスであるとすれば、余りに初歩的なミスだ。
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コメント

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補助金支給は「不当な財務会計行為」と監査委員が断定した。との事ですがいつ断定されたのでしょうか。一昨年というのは水増し請求が行われた時期のことを言っているのですか。市会議員を続けているようですが罪には問われなかったのでしょうか。
プロフィール

山本 清

Author:山本 清
08035905526
inzaiyamamoto@gmail.com
21年前に千葉ニュータウン本埜村滝野の住民になり、合併問題(市町村合併に一部の政治家が反対した問題)を機にリコール事務局長を務めて本埜村議になり、合併後は印西市議に。東大法卒。元新聞記者。現在は印西市内で英語教室を経営。

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