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高齢者ドック、職員の奮起で制度化

 後期高齢者には人間ドックの補助がない……。2009年当時、旧本埜だけではなく、旧印旛、旧印西でも状況は同じだった。一方、県内の先進市では、高齢者にもドック補助が出ていた。

 印西、印旛、本埜が合併したのが2010年。合併後、間もない2010年度、新印西市の庁内で、後期高齢者の人間ドック補助を始めてはどうか、という議論が始まった。

 合併した新市では通常、いくつかの市町村の制度をどのように融合するのか、という議論で精一杯で、なかなか新しい制度をつくる、ということにはならない。しかし、新印西市は、後期高齢者健保の人間ドック補助の新設を検討し始めた。

 この議論をリードしたうちの1人は、本埜村役場で私の父に文句を言われた職員だった、と聞く。担当部・課の職員たちは、人間ドック補助で年齢によって差別がある、ということは、単なるお金の問題ではなく、人間の尊厳の問題だ、ということを理解したのだろう、と私は思う。

 2010年度から合併によって印西市議になった私も、このような庁内での議論をバックアップした。

 そして、2010年度の予算折衝で予算がつくことになり、印西市は2011年度から後期高齢者を対象に、人間ドック・脳ドックの半額を目安にした補助制度を新設した。

 これは、住民の声が、職員の努力によって吸い上げられ、形になった例のひとつ、ということができる。一人ひとりが声を出して社会を改善し、次の世代に引き継いでいく。

 後期高齢者の人間ドック利用者は、初年度の2011年度は25人だったが、2013年度は63人に増えた。今度、墓参りに行った時、父に報告しようと思う。
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プロフィール

山本 清

Author:山本 清
08035905526
inzaiyamamoto@gmail.com
21年前に千葉ニュータウン本埜村滝野の住民になり、合併問題(市町村合併に一部の政治家が反対した問題)を機にリコール事務局長を務めて本埜村議になり、合併後は印西市議に。東大法卒。元新聞記者。現在は印西市内で英語教室を経営。

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