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熟議、なぜスイスで?

 51パーセント以上を取った勢力が「丸取り」をしないで、政治的少数派の利益をしっかりと考慮する、という「熟議デモクラシー」。これがスイスで定着したのは、なぜか。

 それは、主に4つの勢力に分かれたスイス、という国家が、国家として分裂せずに存続していくためには、「集計デモクラシー」ではなく、「熟議デモクラシー」が不可欠だったから、といえる。

 ドイツ語圏が人口や議席の60パーセント以上を占めるから、といって、もし従来の「集計デモクラシー」の「丸取り」をしたら、フランス語、イタリア語、スイス語の人たちは、スイスという国家を割ろうとしただろう。スイスは13世紀に建国して以来、700年以上にわたって、分裂せずにヨーロッパの中で独特の連邦国家としての地位を占めてきた。

 このようなスイスの経験は、印西市にも示唆を与える。印西市は、旧印西、旧印旛、旧本埜の連邦だ、と見ることができる。また、ニュータウンと在来の連邦、と見ることも可能だ。

 多数派工作に成功した勢力が「丸取り」をする、という今の政治を続けていたら、せっかく合併をして「規模の経済」を追求したにもかかわらず、「合併の弊害」が大きくなってしまう。
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プロフィール

山本 清

Author:山本 清
08035905526
inzaiyamamoto@gmail.com
21年前に千葉ニュータウン本埜村滝野の住民になり、合併問題(市町村合併に一部の政治家が反対した問題)を機にリコール事務局長を務めて本埜村議になり、合併後は印西市議に。東大法卒。元新聞記者。現在は印西市内で英語教室を経営。

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