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浴場問題にみる「熟議の不在」②

 旧印西の在来地区にある高齢者用の浴場。これを、数千万円かけて改修して再オープンすれば、この地区で浴場を利用していたお年寄りは喜ぶだろう。至近に住む人は、毎日のように利用することができる。利用料金は無料だ。水道代、ガス代も大きく節約できる。

 一方で、ニュータウンや印旛、本埜のお年寄りにとっては、総合福祉センターの浴場は遠い。冬であれば、入浴後、帰宅するまでに体が冷え切ってしまう。お年寄りにとって、風邪は命にかかわる。お年寄りにとって、遠くの公共浴場は利用価値が低い。利用者の75パーセントが旧印西の非ニュータウン地区なのには、理由がある。

 総合福祉センターの浴場は、近隣のお年寄りのための施設になってしまっている側面が強い。つまり、旧印西の在来地区以外のお年寄りは、置き去りだ。

 市役所、松山下体育館、文化ホール、そして総合福祉センター。公共施設の旧印西への集中。なぜ、こんなことになったのか。

 議会で過半数の勢力を握る旧印西勢力が、政治的に他の地域を押さえ込んでいるからではないだろうか。

 旧印西以外の地区のお年寄りのことは考えない、という結果になっている。議会で「51パーセント以上」を握る勢力は、すべてを得る。これが「集計デモクラシー」のルールだ。

 ニュータウン、在来、という区分けをすれば、今は人口ではニュータウンが過半数を握る。しかし、旧印西勢力は巧妙にニュータウンの議員を取り込み、議会では過半数を握っている。

 このような政治を、どのように変えるべきか。この「集計デモクラシー」のままでは、近い将来、ニュータウン勢力が人口を武器に議会の過半数を握った時、「仕返し」をすることになる。つまり、ニュータウンが「51パーセント以上」を握った時には、ニュータウンが全てを得る、ということになる。これから数年、ニュータウンでは毎年千人ずつ人口が増える。ニュータウン勢力が議会で過半数を取るのは時間の問題であろう。

 しかし、これでいいのだろうか。
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だめでしょう。市内で対立して何の益があるだろうか。
プロフィール

山本 清

Author:山本 清
08035905526
inzaiyamamoto@gmail.com
21年前に千葉ニュータウン本埜村滝野の住民になり、合併問題(市町村合併に一部の政治家が反対した問題)を機にリコール事務局長を務めて本埜村議になり、合併後は印西市議に。東大法卒。元新聞記者。現在は印西市内で英語教室を経営。

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