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語り合う議会、いつ?

 1990年代から、政治哲学において共同体主義(コミュニタリアニズム)が徐々に影響力を増した。政治の結果よりも、政治のプロセスを重視する考え方だ。共同体主義は、とことん語り合う、という形式を重視する。また、とことん語り合うことで、ベターな結果が出る、と考える。

 このような考え方は、実は、民主主義の中にすでに内包されていたのかもしれない。とことん、審議する。少数派の発言権を重視する。そして、審理によって意見が変更される。これらの民主主義の前提は、共同体主義が唱えている考え方を含んでいるように思われる。

 さて、日本の国会、地方議会を見ると、民主主義、そして共同体主義の理念は、まったく反映されていない。集団的自衛権論議、しかり。我が印西市議会、しかり。東京都議会や国会のヤジ、しかり。兵庫県議会の政務活動費問題、しかり。

 先週、かつて私が身を置いた会社の先輩である朝日新聞の星浩記者が、日本の政治の劣化について鋭い指摘をしていたが、地方政治の現場においても政治の劣化は著しい。
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コメント

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同感です

単なるリベラリズムでなく共同体の側面を重んじることの必要性
例え少数意見であっても議論を尽くすことの重要性を強く感じます。

多数決の原理の悪用と申しますか
それが、多数派がその考えを押し切るための方法論に成り下がっている
ということなんですよね。

それは山本様が記されているように
議論により
少数派が少数派でなくなる可能性の全否定であり
まして
民主主義は議論を前提とした概念でありますから
それを根幹から揺るがす行為だと・・・
その思慮の足りなさにはほんとうに哀しくなります。
プロフィール

山本 清

Author:山本 清
08035905526
inzaiyamamoto@gmail.com
21年前に千葉ニュータウン本埜村滝野の住民になり、合併問題(市町村合併に一部の政治家が反対した問題)を機にリコール事務局長を務めて本埜村議になり、合併後は印西市議に。東大法卒。元新聞記者。現在は印西市内で英語教室を経営。

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