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少数派の口に「くつわ」

 印西市議会で実行に移されようとしている討論時間制限。これは、少数派の口に「くつわ」をはめることを意味する。

 討論は、議員の活動の中で最も重要なもの、という人が多い。賛成・反対の理由をしっかりと述べ、考えが異なる議員を説得するのが討論だ。場合によっては、討論によって票決が動く。

 しかし、日頃から考えて活動を積み重ねていない議員にとっては、討論は不愉快な時間だ。討論をする議員、しない議員は固定化されてくる。また、多数派からすれば、採決で多数を取れるにしても、討論で痛いところを突かれるのは辛い。

 そこで、「えい! 討論を制限してしまえ!」ということになる。多数派からすれば、批判されることもなく、反論する必要もなく、あらかじめ決めた通りに採決で押し切ってしまえばよい。

 しかし、討論に制限を加えることは、民主主義の否定につながる。少数派は黙って多数派が決める結果に従ってろ! 文句を言うな!

 少数派の発言権を保証しない議会は、民主主義の議会ではない。だからこそ、印西市ではこれまで、議員の討論時間には制限をかけなかった。これは日本の、世界の民主主義国家のスタンダードでもある。
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プロフィール

山本 清

Author:山本 清
08035905526
inzaiyamamoto@gmail.com
21年前に千葉ニュータウン本埜村滝野の住民になり、合併問題(市町村合併に一部の政治家が反対した問題)を機にリコール事務局長を務めて本埜村議になり、合併後は印西市議に。東大法卒。元新聞記者。現在は印西市内で英語教室を経営。

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